企業の皆様へ
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企業の皆様へ
「山形大学フレキシブルエレクトロニクス産学連携コンソーシアム(YU-FLEC)」は、企業で事業化技術開発リーダーを務めてきた「フレキシブル基盤技術研究グループ(仲田/古川/結城/向殿研究グループ)」の教員が中心となって、連携企業の事業活動への貢献を第一優先として取り組む産学連携コンソーシアムです。
本コンソーシアムにおいては、大学と参加企業との関係は「1対1」の共同研究を基本としており、参加企業からの要望に応じた「ニーズファースト型」の産学連携研究を行います。
コンソーシアム内の他社に対する情報開示の必要はなく、競争領域の技術開発にも取り組むことができます。
「YU-FLEC」への参加をご検討いただきたい皆様
- 有機エレクトロニクスデバイス(有機EL等)、フレキシブルデバイス用の材料、部材、プロセス、装置などを開発しているが、自社での有機エレクトロニクスデバイス(有機EL等)の作製がむずかしい皆様
- 自社で開発している材料、部材、プロセス、装置などを有機エレクトロニクスデバイス(有機EL等)、フレキシブルデバイスに適用したときの課題を明確化し、次の開発に繋げたい皆様
- 自社で開発した材料、部材、プロセス、装置などをユーザー(デバイスメーカー等)に紹介するためのデータの取得、試作品の作製を行いたい皆様
- 自社技術の開発のために、山形大学有機エレクトロニクスイノベーションセンターの装置を使用したい皆様
- 新材料、新デバイスの実験検証を行いたい皆様
- 有機エレクトロニクス技術(有機EL等)、フレキシブル技術を理解し、学術指導を受けたい皆様。技術動向を知りたい皆様。
- 他社に情報を開示することなく、大学と「1対1」の共同研究を行いたい皆様。競争領域の技術の共同研究を行いたい皆様。
「YU-FLEC」担当教員(結城准教授、仲田産学連携教授、向殿産学連携教授)の強み
①「YU-FLEC」担当教員は、企業において有機EL実用技術開発リーダー(技術部長/研究部長)としての豊富な経験を積んでいます。
この経験に基づき、単なる技術オリエンテッドの共同研究ではなく、事業を強く意識した実用視点からの共同研究を推進します。実用化のために何を解決しなければならないか、ユーザーへのアピールで重要なポイントは何か、どのようなデータをユーザーに提示すべきか、というような実用視点での取り組み、提言などを行います。
准教授 結城 敏尚
前職の東北パイオニア(株)で、有機EL技術部長
世界初のりん光型有機ELデバイス商品化(2003)
世界初のタイリング型大型有機ELディスプレイの製品化(2010)
世界初の調色型有機照明パネルの製品化(2013)
産学連携教授 仲田 仁
前職のパイオニア(株)で、有機EL研究部長、有機EL開発部長
世界初の有機EL商品化「パッシブ型有機ELディスプレイ」(1997)
世界初のりん光型有機ELデバイス商品化(2003)
産学連携教授 向殿 充浩
前職のシャープ(株)で、研究所副所長兼有機EL研究部長
17型動画フルカラー強誘電性液晶ディスプレイの開発(1999)
インクジェット方式による高精細(202ppi)フルカラー有機ELディスプレイの開発(2006)
②有機エレクトロニクス(有機EL等)、液晶、ディスプレイ、照明、フレキシブル技術などに関する幅広い知識。
「YU-FLEC」担当教員は、これまでの技術開発経験などにより、有機エレクトロニクス(有機EL等)、液晶、ディスプレイ、照明、フレキシブル技術などに関して、材料、デバイス、プロセス、駆動装置、評価技術など幅広い知識を持っています。有機エレクトロニクス技術の開発では、材料技術、デバイス技術、プロセス技術、駆動、装置技術などの融合、摺り合わせが必要であり、これらの幅広い知識が必要となります。
これらの知識を活かした専門書籍も出版しています。
* M. Koden, “OLED Displays and Lighting” (Wiley; IEEE Press) (2017). ISBN: 978-1-119-04045-3|
③学会、業界での幅広い人脈とネットワーク。
「YU-FLEC」の教員は、学会、業界での幅広い人脈とネットワークを有しており、特に、有機EL分野では主要各社・研究機関のキーマンとの繋がりをもっています。この人脈ネットワークを活かし、さまざまな技術コラボの提案、顧客開拓などが可能です。
④有機エレクトロニクス(有機EL等)、ディスプレイ、照明、フレキシブル技術などに関する国内外の事業動向、最新技術動向に精通。
「YU-FLEC」の教員は、国内外の学会、展示会などで頻繁に情報収集を行い、最新情報の取得に努めています。また、幅広い人脈を活かして、さまざまな生の情報を入手しており、水面下での動向も含めて把握しています。
「YU-FLEC」活動体制・活動内容の詳細、補足説明など
- 期間:2018年1月~2023年3月(期間の短縮、延長の場合あり)
- 参加
- 資格:共同研究、学術指導などの契約、奨学金提供などが必要
- 時期:「YU-FLEC」活動期間中随意
- 規約を制定
- 契約:
- 「YU-FLEC独自の契約書案を準備(大学の標準様式とは異なる/不実施補償なしなど)」
- 知財条項:不実施保証なし
- 規約と契約が矛盾したときは、契約書が優先
- 退会
- 手続き:退会届の提出
- 時期:「YU-FLEC」活動期間中随意。但し、契約が終了した場合は、自動的に退会
- 参加者の公開:同意を得られた参加会社名を公開
- 技術領域:競争領域の技術も可
- 情報の秘匿:「YU-FLEC」参加の他社に対する情報開示義務なし
- 経費:「YU-FLEC」への参加のための経費はなし
- 「YU-FLEC」の中止・解散:参加者に打診後、代表が決める。
(但し、中止・解散しても、契約が解約されるわけではない。)
「YU-FLEC」における技術取り組み
- フレキシブルエレクトロニクスを中心に連携企業からの要望に応じた取り組みを行います。
- 連携企業との共同研究で得られたデータ、試作品は、連携企業の事業活動に制約なく使えます。
- 実証試験、デモ用として、最大30cm角の基板を用いたデバイス試作が可能です。
- 主要取り組み技術
- 有機ELデバイス・プロセス技術
- フレキシブル有機エレクトロニクス用材料・部材・装置の評価、開発支援
- フレキシブル基板技術(超薄板ガラス、高機能ステンレス箔、バリアフィルム)
- 水蒸気バリア技術の開発及び評価
- フレキシブル封止技術の開発及び評価
- フレキシブル有機エレクトロニクス用印刷技術の開発
- フレキシブル有機EL試作(最大基板サイズ:30cm角)