イノベーションセンターについて

INNOVATION CENTER

イノベーションセンターについて

山形から世界へ

産業、事業への貢献をファーストプライオリティに据えた
新しい産学連携スタイル

有機エレクトロニクスイノベーションセンター
センター長

佐野 健志

山形大学有機エレクトロニクスイノベーションセンター(INOEL)は、有機エレクトロニクス実用技術の研究開発を産学連携で推進するセンターとして2013年に設立されました。
本センターの大きな特長の一つは、既存の大学組織と異なり、産業、事業への貢献をファーストプライオリティに据えたまったく新しいスタイルの産学連携を推進している点です。
産業、事業にダイレクトに貢献する産学連携を行うため、本センターは有機エレクトロニクス分野で豊富なビジネス経験を有する企業出身教員を揃えており、企業ニーズを最優先した「ニーズファースト型」産学連携の推進によって、多くの事業貢献成果を上げています。

「為せば成る」のチャレンジスピリットを継承した自主独立採算運営

本センターのもう一つの大きな特長は、大型民間資金や外部資金等の獲得により、「自主独立採算運営」を目指して活動している点です。
このような本センターの活動は、従来型の産学連携と異なる新たな産学連携スタイルの確立を目指す革新的チャレンジであり、上杉鷹山の「為せば成る」の精神、山形大学工学部の前身である米沢高等工業学校における秦逸三先生による日本初の人造絹糸製造(1918年)、東北パイオニア株式会社による世界初の有機ELディスプレイ製品化(1997年)などに代表される米沢伝統のチャレンジスピリットを継承発展させるものと言えます。
皆さまの今後の一層のご理解とご協力をお願いするとともに、私どもの活動との連携を是非検討いただきたく、よろしくお願い申し上げます。

有機エレクトロニクスを中核とした
実用研究で世界をリード

産業化に向けた基盤技術及び革新技術の開発を行い、ビジネスとリンクした有機エレクトロニクス・インクジェット・蓄電デバイスの実用研究で世界をリードします。連携企業の新規事業創出、技術競争力強化などにも貢献します。

INOELの特徴

ニーズファースト型産学連携による産業・事業への貢献

産業、事業への貢献をファーストミッションとして、産学連携による実用技術開発を推進します。この目的を達成するため、企業要望を第一優先とした「ニーズファースト型」産学連携を推進しています。大学の技術シーズを事業化する従来型産学連携(シーズファースト型)と異なるイノベーティブな産学連携スタイルの確立を目指します。

有機エレクトロニクス最先端実用技術の研究開発

企業ニーズに基づく産学連携取り組みや、革新的な基盤技術の実用化開発により、事業にダイレクトに結びつく世界最先端の有機エレクトロニクス実用技術を開発し、世界をリードします。研究成果は連携企業によってビジネスに活用いただけます。さらに、次世代を見据えた革新的な研究領域、事業領域でも産学連携研究を展開しています。

大型産学連携による自主独立採算運営

企業間の技術融合などによる効率的研究開発を目指し、複数企業を取りまとめた大型産学連携プログラムを複数推進しています。これらの活動により民間資金や外部資金等を獲得し、自主独立採算運営の実現を目指します。

企業での研究開発・事業化 経験豊かな教員

企業での研究開発や事業化など、豊富な経験を有する企業出身教員が、ビジネス視点に立った産学連携を推進します。研究開発だけでなく、教員の持つ豊富なネットワークを活かして、企業間の連携構築やユーザー企業への売り込みのお手伝いなども行っています。