研究グループ紹介

RESEARCH GROUP

研究グループ紹介

INOELの6つの研究開発領域

有機EL(OLED) ー新しい光を創造するー

有機EL はディスプレイ・照明分野等で普及が始まっていますが、その特徴はフレキシブル化・透明化・印刷が可能な点にあります。硯里研究室では、有機EL のフレキシブル化を中心に、将来低コスト化が可能なウェットプロセス化の研究も含め研究を行っています。車載・サイネージ用途にむけた試作品にこれらの技術を搭載することで、総合的な技術力を蓄積しながら、有機EL技術が広い産業で役立つよう研究を推進しています。また膜物性や現象解明などの基礎研究も同時に行います。(硯里善幸准教授)

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有機トランジスタ(OTFT) ー新しい電子回路を実現するー

塗布・印刷法を用い、低温でフレキシブルフィルム上に直接形成可能な高移動度有機トランジスタの開発を進めています。印刷法を用い電極や絶縁膜を微細にパターニングする技術を構築し、フォトリソグラフィー形成と同等の微細化に成功しています。本技術を利用し、フレキシブル有機EL ディスプレイの画素回路やゲートドライバーへ応用展開していきます。私達は微細パターニング技術以外に有機材料の評価、薄膜の形状・構造解析、流体やデジタル回路のシミュレーション解析、電子回路設計等の技術も保有しています。(水上誠准教授、趙勝一助教)

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有機太陽電池(OPV) ー薄く、軽く、透明な太陽電池を実現するー

軽く、しなやか、透明性、有機色素の発色によるデザイン性、弱い光にも反応する起電力など、これまでにない特長を有した有機太陽電池の開発を行っています。有機材料システムフロンティアセンターとも連携し、高効率な低分子系有機太陽電池材料、電荷輸送材料、塗布型材料、ペロブスカイト材料、透明デバイス技術、タンデム化技術など、山形大学保有技術を駆使したパネル化を進めています。発電する窓や、フレキシブルモバイルソーラー、小型発電素子などへの応用を目指します。(佐野健志教授)

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フレキシブル基盤技術 ーフレキシブル技術で新しい価値を創造するー

薄い、軽い、デザインフリーなどの新しい価値を生み出すフレキシブル有機エレクトロニクス製品に活用する要素技術を「ニーズファースト型」産学連携によって開発します。フレキシブル基板技術(超薄板ガラス、ステンレス箔、バリアフィルム)、水蒸気バリア技術、フレキシブル封止技術、塗布・印刷技術、ロールtoロール技術などにおいて世界をリードする最先端技術を開発し、フレキシブル有機ELデバイス等に適用して実証します。(仲田仁教授、向殿充浩教授、古川忠宏准教授、結城敏尚准教授)

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インクジェット ープリント技術で新しいものづくりを創造するー

ひとの髪の毛の直径の数分の一、目に見えないサイズのインク液滴を精密に噴射して、百万、千万、一億という無数のドットを配置した画像やパターンを自在に描くインクジェットは魔法のペンと言えます。液滴をデジタル制御により正確に配置できるインクジェットは、文書や写真画像を作成するだけでなく、布や建材への描画や電子素子、立体物の製造など、デジタルファブリケーションと呼ばれる次世代の製造技術として注目されています。高い粘度のインクを噴射する技術の開発、マイクロ秒という微小な時間で液滴が形成される現象の精密な解析に取り組んでいます。(酒井真理産学連携教授)

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次世代電池 ―高安全、高エネルギー密度の次世代電池を創製する―

リチウムイオン電池は携帯用機器や電動車両など私たちが生活する中で必要なツールになっていますが、より生活を充実させるために高い安全性や高エネルギー密度を有する次世代電池の開発に大きな期待が集まっています。当グループでは先端材料から固体電池のような次世代電池の研究・開発、さらに量産化プロセスの構築を企業と連携しながら行っています。基礎研究から量産化までの一貫したプロセスを開発するところが当グループの特徴です。

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