研究グループ紹介

RESEARCH GROUP

研究グループ紹介

INOELの8つの研究開発領域

次世代ウェット薄膜
-GX・DXに対応する次世代機能性薄膜を安価なウェットプロセスで達成するー

高機能な薄膜をウェットプロセスで形成することで、安価なだけでなく環境負荷低減(GX)・デジタルものづくり(DX)に対応する研究を推進しています。ウェットプロセスx光緻密化によりウェットプロセスとしては世界最高性能となる水蒸気バリア膜の形成に成功(2022年)しており、フレキシブルデバイスだけでなく包装分野など広く産業に寄与できる研究を行っています。また印刷プロセスによる有機ELパネルのパターニングなど、有機ELデバイス研究も広く行っております。有機/無機にかかわらず、ウェットプロセスを中心とした新規薄膜研究も推進しており、次世代に求められる新たな価値創出を目指しています。(硯里善幸教授、孫鶴プロジェクト助教、宋侶洋プロジェクト研究員)

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有機・次世代太陽電池(OPV, PVSC)
ー薄く、軽く、透明な次世代太陽電池を実現ー

薄く、軽く、透光性や、有機色素の発色によるデザイン性、屋内光などの弱い光にも反応する起電力など、従来にない特長を有した有機薄膜太陽電池及び、高効率なペロブスカイト太陽電池の開発を行っています。有機材料システムフロンティアセンターや、関連企業及び外部研究機関とも連携し、高効率な有機薄膜太陽電池材料、非フラーレンアクセプター材料、電荷輸送材料、自己組織化単分子膜材料、ペロブスカイト材料などの材料探索・開発・評価や、透明化デバイス技術、タンデム化技術、高効率・高信頼性化デバイス開発などを進めています。「発電する窓」や、フレキシブルモバイルソーラー、小型環境発電素子などへの応用を目指します。(佐野健志教授)

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高密度薄膜デバイス
ー新しい薄膜電子デバイスを実現するー

金属材料、絶縁材料、有機材料をインクジェットやオフセット等の印刷法を用いてフォトリソグラフィーと同等の微細で高品質に形成するプロセス開発と、その技術を利用して積層回路、デジタル回路、有機トランジスタ、物理センサーなどの高密度薄膜デバイスを作製する研究開発を行っています。これらの高密度薄膜デバイスは大画面有機ELディスプレイやフレキシブル電子ペーパーのバックプレーン、人の手足の触覚感覚を持つセンサーへと応用していきます。
(水上誠教授、竹田泰典准教授)連絡先:(TEL)0238-29-0574 (mail ) m_mizukami<at>yz.yamagata-u.ac.jp

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フレキシブル基盤技術
ーフレキシブル技術で新しい価値を創造するー

薄い、軽い、デザインフリーなどの新しい価値を生み出すフレキシブル有機エレクトロニクス製品に活用する要素技術を「ニーズファースト型」産学連携によって開発します。フレキシブル基板技術(超薄板ガラス、ステンレス箔、バリアフィルム)、水蒸気バリア技術、フレキシブル封止技術、塗布・印刷技術、ロールtoロール技術などにおいて世界をリードする最先端技術を開発し、フレキシブルデバイス等に適用して実証します。(古川忠宏研究専任教授)

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フレキシブルエレクトロニクス技術
ーフレキシブル技術で新しい価値を創造するー

薄い、軽い、デザインフリーなどの新しい価値を生み出すフレキシブル有機エレクトロニクス製品に活用する要素技術を「ニーズファースト型」産学連携によって開発します。フレキシブル基板技術(超薄板ガラス、ステンレス箔、バリアフィルム)、水蒸気バリア技術(バリア成膜技術、評価技術)、フレキシブル封止技術、塗布技術などにおいて世界をリードする最先端技術を開発し、フレキシブル有機ELデバイスや太陽電池等に適用して実証します。(佐野健志教授、杉本美穂産学連携准教授)

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インクジェット
ープリント技術で新しいものづくりを創造するー

ひとの髪の毛の直径の数分の一、目に見えないサイズのインク液滴を精密に噴射して、百万、千万、一億という無数のドットを配置した画像やパターンを自在に描くインクジェットは魔法のペンと言えます。液滴をデジタル制御により正確に配置できるインクジェットは、文書や写真画像を作成するだけでなく、布や建材への描画や電子素子、立体物の製造など、デジタルファブリケーションと呼ばれる次世代の製造技術として注目されています。高い粘度のインクを噴射する技術の開発、マイクロ秒という微小な時間で液滴が形成される現象の精密な解析に取り組んでいます。(酒井真理産学連携教授)

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次世代電池
―高安全、高エネルギー密度の次世代電池を創製する―

リチウムイオン電池は携帯用機器や電動車両など私たちが生活する中で必要なツールになっていますが、より生活を充実させるために高い安全性や高エネルギー密度を有する次世代電池の開発に大きな期待が集まっています。当グループでは先端材料から固体電池のような次世代電池の研究・開発、さらに量産化プロセスの構築を企業と連携しながら行っています。基礎研究から量産化までの一貫したプロセスを開発するところが当グループの特徴です。(森下正典研究専任教授)

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ソフトセンシングデバイス
ー人と情報を繋ぐインターフェースー

有機エレクトロニクス技術を使ったソフトセンシングデバイスの研究開発を進めています。柔軟性や伸縮性を持つソフトセンサは、人と情報を繋ぐキーデバイスとして、ヘルスケアやロボティクスをはじめとしたさまざまな分野で応用が期待されています。また、薄くて大面積なソフトセンサシートは、椅子やベッド、壁などさまざまな環境に違和感なく組み込むことが可能で、ユーザーに意識させることなく生活空間の利便性を向上させることができる技術として注目されています。当研究グループでは、印刷プロセスを使って形成するセンサデバイスや集積回路の開発、ソフトセンサから得られたセンシングデータの信号処理や解析技術の開発、それらを統合して製品をイメージしたプロトタイピングや実フィールドでの実証試験開発などを行っています。(熊木大介研究専任教授)

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