ITO代替透明電極

山形大学　有機エレクトロニクスイノベ―ションセンター（INOEL）
〒992-0119 山形県米沢市アルカディア１丁目808-48　　TEL：0238-29-0575　　FAX：0238-29-0569
仲田 仁（産学連携教授）nakada(at)yz.yamagata-u.ac.jp 　　向殿 充浩（産学連携教授） koden(at)yz.yamagata-u.ac.jp (ｽﾊﾟﾑﾒｰﾙ防止のため半角@を(at)にしています。)

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■ メタルメッシュ埋め込み型ITO代替透明電極技術（連携：東洋アルミニウム株式会社, 佐野健志教授） [2020, 2021]

ITOに替わる新規な透明導電技術としてメタルメッシュ埋め込み型電極を用いた有機ELデバイスの研究開発を進めています。
メタルメッシュが樹脂の中に埋め込まれ、表面が平坦なのが特長です。

■ 印刷によるnon-ITO電極形成技術（連携：大日本印刷株式会社、DIC株式会社、株式会社小森マシナリー、株式会社セリアエンジニアリング、株式会社太陽機械製作所、日本電気硝子株式会社、株式会社FEBACS）[2017] [4,7]

　ITO代替透明電極をオール印刷で形成する技術を開発しました。

■ 銀ナノワイヤー/透明導電ポリマー積層電極技術 [2016] [2,3,5,6]

透明導電ポリマーは抵抗値が高いため、そのままでは実用的な有機ELデバイスに適用できません。この対策として、銀ナノワイヤー（AgNW）との積層電極膜を開発致しました。この技術は、銀ナノワイヤー電極のみでは均一発光が得にくいという課題に対する対策とも言えます。

さらに、この電極を超薄板ガラス上に形成し、これを用いて有機ELを作製することにより、フレキシブル有機ELパネルを開発致しました。

■ 透明導電ポリマー膜技術 [2014] [1]

有機EL電極（正極）用透明導電ポリマー技術を開発致しました。従来のITOと比べて遜色ない特性が得られています。透明導電ポリマーのみでは導電率が十分でないため、補助配線との組合せによって、ITOフリーの有機ELデバイスを開発致しました。

References

[1] M. Koden, H. Kobayashi, T. Moriya, N. Kawamura, T. Furukawa, H. Nakada, IDW'14, FMC6/FLX6-1 (2014).
“Flexible Substrates and Alternative Electrodes of ITO for OLED Lighting”

[2] 仲田仁, 川村憲史, 向殿充浩, 有機EL討論会第２０回例会, S6-3 (2015).
“ITO代替透明電極を用いた有機EL素子”

[3] M. Koden, The Twenty-second International Workshop on Active-matrix Flatpanel Displays and Devices (AM-FPD 15), 2-1 (2015).
“Flexible Substrates and Non-Transparent Electrodes for Organic Electronics”

[4] T. Furukawa, N. Kawamura, M. Sakakibara, M. Koden, International Display Manufacturing Conference (IDMC’15), S4-4 (2015).
“Printed Transparent Electrode for OLED Lighting Devices”

[5] 結城敏尚, 川村憲史, 仲田仁, 向殿充浩, 有機EL討論会第21回例会, S4-9 (2015).
“ITO代替透明電極を用いた有機EL素子の寿命特性”

[6] M. Koden, T. Furukawa, T. Yuki, H. Kobayashi, H. Nakada, IDW/AD’16, FLX3-1 (2016).
“Substrates and Non-ITO Electrodes for Flexible OLEDs”

[7] T. Furukawa, M. Sakakibara, N. Kawamura, M. Koden, IDW/AD’16, FLX3-3 (2016).
“All-printed non-ITO Transparent Electrodes on Ultra-thin Glass for OLED Lighting”

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